【遅くてむしろ良い】Z33はスポーツツアラーだった!?

【遅くてむしろ良い】Z33はスポーツツアラーだった!?

日産フェアレディZ Z33(前期型)に試乗しました。現行RZ34の400馬力オーバーとは真逆の、280馬力・3.5リッターV6(VQ35DE)を積んだ最初期モデルです。

「Zってバリバリのスポーツカーでしょ?」というイメージとは少し違い、Z33の前期はむしろマイルド。ベタ踏みしても過剰な暴力性はなく、だからこそエンジンを気持ちよく回し切って楽しめる、というのがこの車の魅力です。

とはいえ軽量ボディに大排気量NAなので速度はしっかり乗り、足回りは快適性と直進安定性を両立。ハンドリングは動かし始めこそ穏やかですが、負荷をかけると「前で曲がり、後ろで押す」FRらしい力強い走りに変わります。まさにスポーツツアラーと呼ぶべきキャラクターです。

さらに驚きは価格。発売当初はベースグレードが約300万円から買えたバーゲンプライスでした。内装の素材はコスト相応ですが、アルミ調のメーターパネル、油圧・電圧などを示す3連メーター、低い着座位置など、スポーツカーとしての世界観づくりは見事。「アメ車っぽい」と言われる大らかな乗り味も含めて、今あらためて乗ると魅力的な一台です。

パワー競争が激化した後の世代(Z34・RZ34)と比べ、扱いやすさとエンジンを楽しむ余裕がちょうどいい——そんな初期Z33の良さを紹介します。

▼こんな方におすすめ
・フェアレディZ/Z33の購入を検討している方
・大排気量NA・FRスポーツの乗り味に興味がある方
・中古スポーツカー選びの参考にしたい方

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